愛知県名古屋市を拠点に活動する相続専門家集団レクサーの代表税理士。
20歳の頃、実家が相続税で失敗したことをきっかけに相続税専門の税理士を目指し、26歳で開業。
戦後から70年余。
相続税増税!
相続法改正!
いまや相続はテレビや新聞でも取り上げられるほど注目度の高いものです。今の日本は
『大相続時代』
と言っても過言ではないでしょう!
そこで、今回はそんな相続の現実を数字を使って説明していきます!
遺産分割事件のリアル
遺産相続争いは
「お金持ちよりも一般家庭の方が圧倒的に多い!」
と聞くと意外に思われるかもしれません!
そもそも、みなさんは遺産相続争いが戦後と比べて何倍になったかご存知ですか?
2倍?
3倍?
4倍?
いえいえ!違います!
14倍です
毎年公表される司法統計によると平成30年の遺産分割事件の新受件数は15,706件。
これに対して戦後の昭和24年は1,104件です。
かなり増えていることがわかりますね。
勘のいい方はこう思うかも...
「戦後より人口も増えているし、1年間に亡くなる人の数が増えただけじゃないの?」
たしかに!
現在は戦後よりも人口が増えていますし、年間死亡者数も多いのが現実です。
ところが、
こちらをご覧ください!
この比較から分かるのは遺産相続で揉める確率(ざっくり)です。
昭和24年は945,444人の死亡者数に対して遺産分割事件の新受件数が1,104件なので、揉める確率は0.1%程度だったことが分かります。
対して平成30年は1,369,000人(推計)の死亡者数に対して遺産分割事件の新受件数が15,706件なので、揉める確率は1.1%です。
つまり、現在の日本は
100人に1人が遺産相続で揉めている
ということができます。
いかがでしょう?
相続で揉めないように生前対策をしっかりと行うことは「万が一」ではなく「百が一」に備えるための防衛策といえそうです!
少し脱線しましたが、話をもとに戻しましょう。
遺産相続争いは、
「お金持ちよりも一般家庭の方が圧倒的に多い!」
こちらをご覧下さい!
遺産額が多くなるほど遺産分割で揉めていないことがわかります。
ちなみに全体に占める遺産額5,000万円以下の割合は76%です。
名古屋近郊でイメージすると遺産額5,000万円以下というのは自宅プラス預貯金や株が500~2,000万円といった財産内容でしょう。
1億円以下の割合は87%ですので、自宅プラス預貯金や株が500~2,000万円と先祖から相続した土地が2つほどといったところでしょうか。
すごいお金持ちだという印象ではないことが分かって頂けたと思います。
そう!相続争いのほとんどは一般的な家庭で起こっているといえるんです。
お金持ちが遺産相続で揉めない理由
ではなぜお金持ちは相続で揉めないのか?
それは
①不動産や金融資産など財産の種類が多いため分けやすい
②遺言書など遺産相続争いを防ぐ生前対策をおこなっている
この2点につきます。
逆に一般的な家庭が相続で揉めやすいのは
①不動産の割合が財産の多くを占めている
②遺言書などの生前対策をおこなっていない
ことが原因でしょう。
財産の種類や金額を増やすことは一朝一夕でできるものではありませんので、一般家庭こそ遺言書などの揉めないための生前対策が必要といえます。
まとめ
相続争いはちょっとしたことがキッカケで起こってしまいます。
「ウチは大丈夫!」
そう高を括るのではなく、「万が一」
いえいえ!
「百が一」
に備えて対策を!
相続専門家集団レクサーでは遺言書などの生前対策も行っていますので「相続のこと」お気軽にご相談ください!
愛知県名古屋市を拠点に活動する相続専門家集団レクサーの代表税理士。
20歳の頃、実家が相続税で失敗したことをきっかけに相続税専門の税理士を目指し、26歳で開業。
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