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事例から学ぶ かねじろうの相続室

case4

まったく親の介護に協力しなかった兄との相続トラブル

ご相談者

40代男性

相談内容

父が亡くなった後の兄弟間の相続問題

相談者Aさん

父が他界した際、相続に関するトラブルが起きてしまいました。私が長い間、寝たきりの父の介護をしていたのですが、兄は一切関与していませんでした。父の遺産は1,000万円の預金と3,000万円の評価の自宅です。私は自宅に住み続けたいのですが、兄は法律通りの財産を主張しています。どうしたら良いでしょうか。

ふぇぇぇぇ〜

かねじろう

相続のトラブルはお辛いですね。Aさんが希望される通りに進めるためには、お父様が遺言書を残されているかどうかが重要です。もし遺言書があれば、具体的な指示が記載されているかもしれません。

パパじろう

相談者Aさん

遺言書は残されていないようです。私が家を相続し、預金は兄に渡すという形を考えていましたが、兄が反対しているんです。

そうですね、遺言書がなければ相続人全員が同意のもとでなければ手続きを進めることができませんからね。基本的には法定相続分に従って考える必要があります。

パパじろう

相談者Aさん

何か解決策はありますか?

このようなケースでは代償分割か換価分割という方法が現実的かと思います。
代償分割の場合にはAさんが自宅を相続し、法定相続分相当のお金をお兄様に支払うことになります。お父様の預金だけでは足りないので、Aさん自身の預金からも支払うことになりそうです。
もしくは、換価分割と言って自宅を売却して綺麗さっぱり法定相続分で分ける方法です。
どちらの方法も痛みを伴う分割方法ではあるので、お兄様との話し合いが必要ですね。

パパじろう

相続人全員が合意した内容を遺産分割協議書に記載することで、後々のトラブルを防げます。私たちが協議書の作成や必要書類の準備をサポートしますので、ご安心ください。

パパじろう

相談者Aさん

確かに、話し合いは大事ですね。兄が納得できる条件を探す必要があります。

そうですね。お互いに納得できる解決策を見つけるためには、第三者を交えて話し合うことも有効です。専門家の意見を参考にしながら、兄弟間で冷静に協議を進めることをお勧めします。

パパじろう

相談者Aさん

ありがとうございます。前向きに検討してみます。アドバイスをいただき、とても助かりました。

POINT

遺言書
自分の死後に遺産をどのように分配するかを明記した法的文書です。これを作成することで、相続人に具体的な指示を残し、相続トラブルを未然に防ぐことが可能になります。遺言書には自筆証書遺言や公正証書遺言などの種類がありますが、遺留分を考慮した内容が重要です。遺留分とは、相続人が法定相続分の一部を最低限保障される権利です。事前に遺言書を作成し、相続人と話し合うことで、円滑な相続手続きが実現し、家族間のトラブルを防ぐことができます。

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