ご相談ありがとうございます。お母様が認知症で意思表示が難しい場合、成年後見人を選任する必要があります。成年後見人がいれば、お母様に代わって財産管理や相続の手続きを行うことができます。このような場合、まずは必要な書類の確認と準備が重要です。

成年後見人は、お母様に代わって財産の管理や相続手続きを行うために家庭裁判所が選任します。ご家族が成年後見人に適任であれば、親族が選任されるケースも多いです。手続きには、書類を整えた上で家庭裁判所に申し立てを行い、審判が下るまで2～3カ月ほどかかることが一般的です。

はい、不動産の売却は成年後見人が選任されてからとなります。成年後見人はご家族を守るための大切な役割ですが、同時に家庭裁判所の管理も伴いますので、どうしても手続きに時間がかかってしまうのです。また、売却には家庭裁判所に「居住用不動産の処分許可」を申請し、許可を得ることが必要になります。

もちろんです。成年後見人選任のための申立書や、相続手続きに必要な書類の準備をサポートいたします。準備すべき書類としては、以下のものがございます。

・遺産分割協議書（相続人全員の合意を記載した書類）
・死亡診断書または除籍謄本（故人が亡くなったことを証明するもの）
・相続人の戸籍謄本（相続人であることを証明するもの）
・不動産の登記簿謄本（所有者や面積などが記載されているもの）
・本人確認書類

お待たせしました。成年後見人の選任が完了し、家庭裁判所から居住用不動産の処分許可も得ることができました。これで不動産売却の手続きを進めることができます。

そうおっしゃっていただけて何よりです。相続が発生した場合、早めに対処することで後々のトラブルを防ぐことができます。何かお困りごとがあれば、いつでもご相談ください。